10/10/5 富士見市第5次基本構想の地域説明会(ふじみ野地域)での衝撃
先日、ふじみ野交流センターで開催された、富士見市第5次基本構想の地域説明会に顔を出してきました。
その中で、衝撃的な話が、出席していた住民の1人からありました。
「引っ越してきて2週間、ゴミを出しにいけない状態にある。」「お隣は、2ヶ月その状態が続いている。」「市には相談しているが、解決しない」
それに回答する担当部長の回答は、問題をすぐに解決に導くようなものではなく、また衝撃を受けました。
ゴミを出せないなどということは、ありえない話だと思っていました。
最終的には、説明会の終了後、出席していた星野市長に促されるように、部長は直接その方のところに話を聞きにいっていましたが、なんともひどい話と思いました。
ゴミを出せなければ、生活は成り立ちません。これでは、基本構想など何をいっているのか、ということになってしまいます。
さらに、出席されていたある民生委員の方からも、衝撃的な話がありました。
「引っ越してきて、ゴミを集積場所にだせないという『仲間はずれ』の話は、他にも発生している。」
富士見市では、住民が決めた集積場所にゴミを置くことになっていまして、市はそこを収集すればよいという考え方らしく、たとえゴミを出せない家庭があったとしても、それは地域社会の問題として、関与しないという話は聞いたことがあります。それも大いに問題ありと思うのですが、今回の話はそういった話でもないようです。
そもそも、家庭ごみの収集は法的に自治体の義務という理解でいただけに、富士見市の対応には、大きな疑問を持ちました。
おまけですが、そのお困りの住民のお話を受けて、ある町会長のお言葉が、
「町会長に相談すればいい。」
これも衝撃でした。そういったことでは問題解決にならないから、わらをもつかむ思いで、その方は、ここにいらっしゃるのではないでしょうか。
熱意を持って活動されていることは承知しており、敬意を表しますが、その活動やご自身の考えが、地域の実情や住民の思いとずれてはいないでしょうか。
長期にわたりTOPにいると、周りが見えなくなる典型だというのは、言い過ぎでしょうか。
いずれにしても、ふじみ野西東の町会は、そこにすむ住民によって、別途再構築すべきという思いを強くしました。そもそも、ふじみ野地域に現行の町会制度を適用するのが無理なのかもしれませんが、何かしらの住民自治の仕組みは必要だと思います。
富士見市が問題に気づきながらもなんとなくごまかしてきたといわれても否定できない、町会問題とゴミ問題。
その2つの問題が、ふじみ野地域で顕在化した説明会だったと思います。
市当局は、これ以上ごまかして、問題を再び潜在化させることは許されないと思います。
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