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2021/02/12 遠方中波局の昼間受信

久しぶりの更新です。
本日は休暇でほぼステイホームでした。
休暇でなくても週3~4日在宅勤務のためステイホーム状態が多い状況ではありますが。

さて、夜間に遠くの中波局が聞こえることはよく知られていると思います。
しかし、現在のように太陽黒点が極めて少ない状況では、昼間でも弱いながら遠方の中波局が聞こえていたのを思い出して、ちょっとチャレンジしてみました。
中学生の頃ですが、ソニーのスカイセンサーICF5800という機種で、昼間でもラジオ関西が弱いながら聞こえていた時期(多分1975~1976頃)がありました。BCLが流行っていた時代です。

今回の受信機は普通のラジオ(十数年前に買ったソニーのICF-P21)、アンテナは補助アンテナとして、同調回路付きの長さ15cm程度の自作バーアンテナを使いました。

正午前後は電離層D層がそこそこ強くなったためか、遠方局は聞こえにくかったですが、14:30~15:00で受信した結果は、1260KHz東北放送(宮城)、1314KHzラジオ大阪、1332KHZ東海ラジオ放送(愛知)を確認できました。他、1593KHzのNHK第2放送(新潟)らしきものも聞こえました。

近県の放送局では、765KHz山梨放送、1197KHz茨城放送(水戸)、1458KHz茨城放送(土浦)、1530KHz栃木放送は聞こえましたが、これらは変動が少ないので、多分地上波伝播だろうなと思います。
山梨放送は出力5KWなので、10KWなら1.4倍の距離でも聞こえそうですが、だいたいその距離の出力10KWの静岡放送(1404KHz)は聞こえたかもしれませんが、今回は未確認です。

考察ですが、フェージングもありましたし、距離250~400Km位が聞こえたので、電離層反射と思います。太陽活動が弱いので、中波を吸収する電離層のD層が弱く、E層の1回反射波がなんとか届いている状況だったと推測しています。
ただ、名古屋の東海ラジオ放送の送信所は250kmくらいの距離なので、地上波も届いていたかもしれません。

中波放送はあと7年くらいで無くなる方向らしいので、昼間の中波遠方局の受信といったことは今の時期が最後の機会なのかもしれません。

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