08/7/21 富士見市長選挙の報道の疑問点
読売新聞を読んでいますと、共産党と地域政治団体の富士見市民ネットワークの支持を受けた金子候補について、これら政党や団体の支持があると明記されておらず、不思議に思っています。
ネットで他社の記事を拾って見ますと、他紙では候補者を支持している政党を明記しています。
朝日は、共支持と記載
毎日は、共産、富士見市民ネット支持と記載
埼玉は、共産、富士見市民ネット支持と記載
東京は、共産、富士見市民ネットワーク支持と記載
朝日は確認できませんでしたが、毎日、埼玉、東京については、告示に関する記事でも同じ記載でした。
しかし、読売は明記していません。
告示のときの新聞記事でも、支持について、明記していないことを確認しています。
ただし、告示の第一声を伝える記事では、金子候補のところに、共産党の国会議員が演説したとの記載があり、新聞社が、共産党の支持を隠すような意図はないとは思います。読売新聞は、支持の場合は記載しないというルールなのかもしれません。
しかし、そもそも、支持と推薦に、実質的な違いはあるのでしょうか。特に選挙民から見た場合はあまり違いはないのではないでしょうか。
政党の支持の有無は、投票時に参考とすることは推測できるわけで、それを記載しないというのは、適切なのだろうか?と思ったわけです。
今回の選挙で、という話ではなく、一般論として、もし、支持については記載しない、ということですと、あえて推薦でなく、支持とするケースも出かねないと思います。
たとえば、選挙戦において、浮動票を獲得するのに、政党との関係はマイナスだが、組織票を確保する観点から、何らかの関係を持ちたい、というような場合です。
それによって、判断を誤る選挙民が出てしまう懸念はないのでしょうか。
報道機関には、政党の支持、推薦など、選挙民が参考となる事項は、公平の観点からも、明記することをお願いしたいところです。
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